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これまでのラブ・ソナタ
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これまでのラブ・ソナタ
福岡はユーラシア大陸と朝鮮半島との距離が近く、この地域の人々は対外交流の窓口として古くから他の地域では知られてない外国の文化を最初に接し、様々な苦難を乗越えながら新たな生産手段や経済活動を豊かに発展させた。 「大航海時代」と呼ばれた16世紀、西洋の文化が到来する頃、博多にキリスト教が初めて伝えられた。高山右近の影響で洗礼を受けた黒田官兵衛は九州征伐の後、キリシタン王国を打ち立てようとし、活発に伝道をおこなっていた。しかし、豊臣秀吉が1587年6月19日に突然「宣教師追放令」を発して、一時、博多での布教は退勢に向かったが、官兵衛は中津に城を築き、善政を敷くと同時にキリスト教を庇護した。引退後の住まいを福岡に定めるや、すでに政治に関係する必要もなければ、もっぱらキリスト教の普及に一身をささげた。これをもってキリスト教の団体は、各地方より移住し来たり、ついに筑前はキリスト教の中心となった。
2007年以来、11年ぶりに福岡で28回目のラブ・ソナタが開催された。 初日、博多キリストでは教会セミナーが開かれた。パク・ジョンギル牧師による「イエス様が夢見る教会(オンヌリ教会の牧会哲学と“fool for christ”行伝)」、 チョン・ジンホ長老による「世に打ち勝つクリスチャン」、 イ・キボク教授による「家庭の働きと子育て」が講義された。クリスチャンとしての行き方について示し、生活の中で活用できるセミナーであった。 夕方には福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)にてゴスペルナイト集会が開かれた。西田勇&安武玄晃のサックスとギターの演奏を始め、サルーキ=、中山牧師を中心にしたワーシップスペシャルバンドを通して神様に賛美と栄光を捧げた。安藤理恵子牧師(玉川聖学院 学院長)が「主を愛する(申命記30:19-20)」というテーマでメッセージを語り、献身を導いた。この集会はノンクリスチャンには神様をもっと知りたいと思う人や洗礼を希望するなどの実が結ばれ、クリスチャンには改めて神様に献身する時間となった。 二日目はホテル日航福岡ではリーダーシップフォーラムが開かれた。日本側ゲストにはパンを缶詰にした“パン・アキモト”の秋元義彦社長が、韓国側ゲストにはチュ・サンミ映画監督が講演し、キムヨンミさんやアントニオ古賀さんの特別賛美など、様々なプログラムで、日韓の親密な交流することができた。 一方、 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)では午前から韓国側奉仕者たちがプレゼント包装作業やリレーとりなし祈り、座席祈りなどをしながら、恵み豊かな集会になるように準備した。 本大会はゴ・セウォンのバレリーナのオープニングを始め、イ・スルギ(カヤグム奏者)、ソン・ソルナム(フルート奏者)、キム・ヨンミ(ソプラノ歌手)、アントニオ古賀(ギタリスト)の公演で恵みの時間を持たれた。イ・ジェフン牧師は「あなたは永遠を準備されましたか?」というテーマで御言葉を伝えた。人の命は永遠な存在から来ていて、聖書はその永遠な存在である神様を紹介し、イエス・キリストを信じれば永遠の命をプレゼントしてくださると語った。 参加者の中、43名が救い主イエスを受け入れると決心し、142名がキリスト教に興味を持った。または、聖書の話に心引かれたと前向きな回答をした。 対外交流の窓口の役割を担っていたという地域柄か、神様の御言葉を聞き、前向きに受け入れる姿を見ることができた。ラブ・ソナタ福岡を通して伝道のチャンスとなり、神様にもっと近づく祝福の時間となった。
日程 | 時間 | プログラム |
---|---|---|
11月13日(火) | 9:30~15:00 | 教会セミナー / 場所 : 博多キリスト教会 |
19:00~21:00 | ゴスペルナイト / 場所 : 福岡シンフォニーホール (アクロス福岡) | |
11月14日(水) | 11:00~14:00 | リーダーシップフォーラム (日韓国際交流フォーラム) / 場所 : ホテル日航福岡 |
19:00~21:00 | ラブ・ソナタ福岡2018 / 場所 : 福岡シンフォニーホール (アクロス福岡) |
日本参加者 | 韓国参加者 | 総参加者 | |
---|---|---|---|
ラブ・ソナタ | 1,648名 | 267名 | 1,915名 |
教会セミナー | 143名 | 34名 | 177名 |
教会セミナー | 652名 | 191名 | 843名 |
リーダーシップフォーラム | 85名 | 78名 | 163名 |
2017年、2回にかけてラブ・ソナタ説明会が開かれた後、ラブ・ソナタ福岡実行委員会が結成された。 2007年度大会の時は協力教会の参加者として参加だけしていた教会が、今回は実行委員として活動することになり、新たな決意をした。18回にわたる実行委員会や3回にわたるゴスペルナイトのプレリュード集会、伝道セミナー、直前祈祷会など、活発的な集まりを通して交わりの時間と祈祷リトリート・40日のとりなし祈りを通して祈祷の時間を持ちながら、神様の御業を期待しつつ準備した。 特に、ゴスペルナイトは福岡地域の諸教会の青年たちが力を合わせて奉仕した。20~40代前半の若者たちがプレリュード集会の奉仕をしながら、準備段階から参加した。また、定期的に集まって、祈り合い、慰め合う時間を持った。集会の当日も学校や職場を休んでまで奉仕に献身し、主に仕えることの喜びを経験した。 協力教会は87教会で、福岡地域以外に、佐賀県、大分県、山口県など、周りの地域の教会から祈りと参加の協力をしてくれた。今回の大会は神様のために仕えようとする小さき者たちが集まり、神様の大いなる御業を経験することができた大会であった。二日間の集会を通して洗礼を希望したり、教会から離れた人たちが礼拝に参加するなど、様々な証が聞こえてきている。若者たちがより一層神様のために献身する姿を通して、福岡地域の宣教の火種がどんどん大きくなっていくと感じられた。