「祈りのセミナー」に参加して
金夏中長老を講師として、2月25日・26日に開催された「祈りのセミナー」に、
何の予備知識もなく参加した私は、今日は、どなたが元駐中国大使であった金長老の講義を日本語に通訳して下さるのだろう、
と思いながら、セミナーに参加させて頂きました。
しかし、金長老は御高齢であるにも拘わらず、小休憩を間に挟み、約90分の講義を二日間2回に亘り、計180分、証を交えながら、
すべて日本語でとりついで下さいました。
講義が始まって、最初は物静かな温厚な人柄いう印象を受けましたが、
話を聴く中でこの人は、本当に聖霊に満たされた「神の大使・聖霊の人・祈りの勇士」だと分かりました。
「神の大使・聖霊の人・祈りの勇士」というのは、金長老が書かれた本のタイトルでもありますが、
これは決して、自分がそのような人間であると誇示しているのではなく、
「すべてのキリスト者にそのようになって頂きたい」との祈りが込められた著書であることが分かりました。そして、
事実、金長老が、聖霊によって捕らえられた「神の大使・聖霊の人・祈りの勇士」だと思わされたのでした。
金長老は、多くの韓国のキリスト者がそうであるように、どれだけ多忙であっても、
毎朝5時半からの早天祈祷会に必ず出席し、金長老が駐中国大使として派遣される時には、
故ハ・ヨンジョ牧師が、金長老に「あなたはこれから中国に韓国の大使として遣わされますが、
それと同時に『神の大使』として主が金長老を遣わされるのです、ですから、
殉教を覚悟し、出掛けて行って下さい」と語り、按手し、祈って下さったそうです。
興味深かったことは、講義の中で、金長老が繰り返し、「御霊による祈り」の重要性を説いておられましたが、
これはどういう意味だろうかと思いめぐらしていると、金長老は、スクリーンのパワーポイントに、第一コリント14章の中から、
「14:15 それでは、どうすればよいのでしょう。私は霊で祈り、知性でも祈りましょう。霊で賛美し、知性でも賛美しましょう。・・・14:18
私は、あなたがたのだれよりも多くの異言で語っていることを、神に感謝しています」の御言葉を映し出し、
金長老が常に「異言による祈り」をされておられるのだ、と悟りました。
すべての講義を終えた後、聖霊さまがこの私にも、こう語りかけるのが聴こえてきました、
「しかし、愛する者たち。あなたがたは自分たちの最も聖なる信仰の上に、自分自身を築き上げなさい。
聖霊によって祈りなさい。神の愛のうちに自分自身を保ち、永遠のいのちに導く、私たちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい(ユダ1:20-21)」と。
椙森賢児