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/ 紹介 / これまでのラブ・ソナタ
これまでのラブ・ソナタ
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これまでのラブ・ソナタ
アイヌの人たちが住んでいた蝦夷(えぞ)地に、明治2年(1869年)に開拓使が置かれ現在の「北海道」へと改称した。遠大な札幌建設計画に基づいて、鉄道を敷き、産業を興して、道都・札幌が築かれていった。札幌は日本の北部、北海道の中心都市で190万人以上の人々が暮らす大都市でありながら、豊かな自然に恵まれた、北海道の政治・経済、文化の中心地である。札幌に梅雨はなく、夏はさわやかで晴天の日が続き、冬になると積雪量は6メートルにも達するほどの雪が一冬を通して降り続ける。
開拓の父としても名高いクラーク博士は、誰もが一度は耳にしたとこのある「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」と言葉を残し、若者たちに未来にたいする希望を与えただけではなく、キリストの愛をも残していった。クラーク博士を通して主の愛を知った学生たちは「イエスを信じる者の契約」を掲げ、お互いを助け合い、励まし合う共同体を立て上げた。まさに、師から弟子へと信仰の継承がこの地で起こっていたという歴史といえるだろう。
初日は教会セミナーから始まった。 講義はパク・ジョンギル牧師による「イエス様が夢見る教会(オンヌリ教会の牧会哲学と“fool for christ”行伝)」、イ・キボク教授による「家庭の働きと子育て」の他に、今大会初となるチョン・ジンホ長老による「世に打ち勝つクリスチャン」というタイトルで、創世記から見る金銭について講義がなされた。金銭の真の所有が誰であり、またクリスチャンとして金銭の関する問題にどう立ち向かっていくべきかが語られた。
同日夕方にはわくわくホリデーホールにてゴスペルナイトが開かれた。ゴスペルフラによるダンスから始まり、長沢崇文師率いるスペシャルバンドによる賛美に会場は一つとなり、共に賛美をささげる喜び味わった。メッセージはKGK総主事の大嶋重徳師が「私の民がたくさんいるから(使徒18:1~11)」というタイトルでメッセージを伝えた。今夜神様は会場に集った人々がともに交わり、祈らなければならないとこの場に送ってくださり、出会わせてくださったことに感謝をささげた。また、主の御言葉を語り伝えていく時に起こる迫害にたいして、「この町にはわたしの民がたくさんにいる」と主がパウロに語られたことを覚え、今私たちが腰を据えて福音を伝えるべき家族、友人に恐れることなく大胆に福音を語り続けることが必要であると、会場に来ていた人々を励まし祝福でメッセージを終えられた。その後、決心カードを記入する時が持たれ、「信仰の決心をした人」が47名、「献身の招きに応答した人」が59名が起こされ、集会を通して聖霊によって感動が与えられ主の招きに応えた。
2日目、札幌プリンスホテル・美瑛の間にて午餐会「リーダシップフォーラム」が開かれた。特別ゲストとしてArchegos Capital Managmen 創設者兼、最高経営責任者 ビル・ファン氏とCCF会長 イ・ナムシク会長による対談を通して、クリスチャンとしてまたリーダーとして世にどうあるべきかを会場におられるすべての参加者と分かち合う時となった。
札幌で2回目となるラブ・ソナタは、日本と韓国の奉仕者たちの祈りと働きにこたえてくださった主の恵みと憐れみによってすべてがなされた。クリスチャンアーティストたちによる演奏と証しはもちろん、今大会のために日本の方々で結成された「ラブ・ソナタ札幌2018合同聖歌隊」が奏でる主への賛美に天の扉が開くのを見た。「父を紹介します」というテーマでオンヌリ教会イ・ジェフン担任牧師が父の愛についてメッセージをされた。肉親から与えられる愛が絶対であるということが難しくなったこの世の中で、唯一絶対に私たちを忘れず、また見捨てない方がいる。それは父なる神であり、私たちすべての人の父であられる方であると大胆に語られた。
参加者の内、41名が救い主イエスを受け入れると決心し、120名がキリスト教に興味を持った、または、聖書の話に心引かれたと前向きな回答をした。
家族への伝道に疲れ諦めかけている者たちを励まし、父なる神の愛を語る勇気を与え、福音を初めて聞く者たちにはしっかりと父の愛を伝えられた特別な二日間となった。
日程 | 時間 | プログラム |
---|---|---|
5月30日(水) | 9:30~15:00 | 教会セミナー / 場所 : 札幌希望の丘教会 |
19:00~21:00 | ゴスペルナイト札幌2018 / 場所 : わくわくホリデーホール | |
5月31日(木) | 11:00~14:00 | リーダーシップフォーラム / 場所 : プリンスホテル札幌・美瑛の間 |
18:45~21:00 | ラブ・ソナタ札幌2018 / 場所 : わくわくホリデーホール |
日本参加者 | 韓国参加者 | 総参加者 | |
---|---|---|---|
ラブ・ソナタ | 1,258名 | 445名 | 1,703名 |
教会セミナー | 107名 | 50名 | 157名 |
教会セミナー | 561名 | 340名 | 901名 |
リーダーシップフォーラム | 80名 | 107名 | 187名 |
札幌でラブ・ソナタが開かれたのは、今回で二度目となった。11年前に開かれたラブ・ソナタ札幌は韓国側が主動的に準備が進められていと今回の集会は、札幌の教会が中心となり実行委員会を立て上げ、奉仕者たちを募った。ラブ・ソナタ札幌2018は「家族伝道」をテーマに取り組んできた。家族の救いのため長年祈ってきた人々がその家庭にとって「初穂」であり、またその家庭に新たな実が必ず起こされると信じ、期待して祈り準備を進めた。祈りを積むことにたいして熱心に、また積極的である実行委員の先生方によって、大会6ヶ月前、3か月前、1か月前の決起大会と祈祷会を開き、絶えることのない祈りで伝道にたいする思いを奮い立たせてきた。
協力教会は札幌市と中心に12市4郡の地域から計70教会がラブ・ソナタ札幌2018に協力してくださった。今大会を通して、私たちが諦めようとするときでさえも、主はこの地の人々を忘れることなくまた見放されず、主がいつもともにいてくださっているというその深い愛を再び体験する時間となった。札幌が神の愛に満たされ、その愛を次へと流していく祝福の地となるよう祈り続ける。